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三重県立上野高等学校の生徒が見学に来訪しました

11月5日、三重県立上野高等学校の生徒9名が物性研究所へ来訪し、山下研究室と北川研究室を見学しました。同校の見学は昨年に続いて2回目になります。

見学にあたり、最初に生徒たちが調べてきた、物性研究所の紹介と武田晃助教および北川健太郎准教授の研究についての発表がありました。その発表を受けて武田助教からは、高校から大学で何を学ぶか、なぜ物理を選んだかなど進路に関する話がされました。そして物質の性質を決定する電子について、特に磁性がどのように発現するかについて解説しました。その後移動した低温・多重極限実験棟では、大学院生から高温超伝導のデモンストレーション、核磁気共鳴実験で何が分かるかなどの説明を受けました。

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続く北川研究室では、圧力をかけることで氷を作る実験を体験したり、背丈よりずっと大きな装置を見たりしました。北川准教授からは「研究対象は超伝導体みたいな物質だけではなく、装置開発をすることも研究の一つ」との説明もあり、生徒たちは日常とかけ離れた空間や、装置の一つ一つを楽しんでいる様子でした。生徒からは、高圧氷に関連して惑星の氷に関する質問や、なぜサファイアを使うのか、と言った質問がありました。

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(公開日: 2025年11月07日)