共同利用の施設・設備
物性研究所で共同利用に供している装置類は多岐にわたっており、利用申請は「一般の共同利用」「物質合成・評価設備の共同利用」「中性子科学研究施設の共同利用」「軌道放射物性研究施設の共同利用」「スーパーコンピュータの共同利用」「国際超強磁場科学研究施設の共同利用(強磁場コラボラトリー課題を含む)」の6つに大別されます。申請は、前・後期の定期申請を基本とし、それぞれに、公募、申請、審査があります。
一般の共同利用(物質合成・評価設備、中性子、軌道放射、スパコン、強磁場以外)
所外研究者が研究の必要上、本研究所の施設を短期間利用するためのものです。磁場中比熱測定や薄膜結晶作成装置など多様な機器があります。詳しくは 一般共同利用の装置一覧 をご覧ください。
公募・申請
定期申請 / Web申請
中途申請(緊急時など。毎月1日締切、翌月1日から利用開始)/ Web申請
物質合成・評価設備
物質合成室、化学分析室、X線測定室、電子顕微鏡室、電磁気測定室、光学測定室、高圧合成室、高圧測定室を利用するものです。装置一覧はこちらをご覧ください。
公募・申請
一般課題(Gクラス): 定期申請 / Web申請
緊急課題(Uクラス): 中途申請 / Web申請
中性子科学研究施設
茨城県東海村にあるJRR-3、およびMLF, J-PARCのBL12を利用した中性子実験です。
公募・申請
JRR-3を利用する課題:
通年公募方式(毎年1回、11月頃締切)/ Web申請(中性子施設運用の NSL-RING から申請)
MLF, J-PARCを利用する課題:
物性研はKEKと共同でBL12(HRC)を運営しています。HRCを用いた共同研究を希望する場合は、益田隆嗣までご相談ください。HRC詳細
軌道放射物性研究施設
装置移設のため、2022年度後期課題より募集を停止しております。
スーパーコンピュータ
物性研のスパコンは国内の研究機関の研究員であればどなたでも物性科学に関する研究課題について利用申請を行うことができます。利用枠は期間や使用量に応じて A, B, C, D, E, S にクラス分けされています。申請は スーパーコンピュータ共同利用Webシステム から行ってください。
公募・申請
A(軽型): 随時(年度末まで有効)/ Web申請
B(小型): 定期申請(年度末まで有効) / Web申請
C(中型): 定期申請 (年度末まで有効)/ Web申請
D(緊急): 随時(採択後6ヶ月間有効)/ Web申請
E(大型): 定期申請(年度末まで有効)/ Web申請
S(特別): 定期申請(採択後1年間有効)/ Web申請
国際超強磁場科学研究施設(強磁場コラボラトリー横断課題含む)
物性研の国際超強磁場科学研究施設、および大阪大学大学院理学研究科附属先端強磁場科学研究センターの強磁場施設を利用するものです。これらの施設と東北大学金属材料研究所強磁場超伝導材料開発センターの定常強磁場のうち、複数の施設を利用する場合は、強磁場コラボラトリー横断課題として申請ください。
東京大学の強磁場施設に関する実験紹介はこちら
大阪大学の強磁場施設に関する実験紹介はこちら
公募・申請
東京大学又は大阪大学のみを利用する課題::定期申請 / Web申請
東北大学のみを利用する課題:東北大金研のWeb申請
上記のうち、複数施設を利用する課題(強磁場コラボラトリー横断課題):定期申請 / Web申請