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附属物質設計評価施設

物質設計評価施設では、物質の設計(Design)、物質の合成(Synthesis)、合成された物質を総合的に調べる評価(Characterization)の3種類の研究を「DSCサイクル」として有機的に連携させることにより、新しい物性・機能をもつ物質の開発を目指している。本施設は物質設計部(以下、設計部)と物質合成・評価部(以下、合成評価部)からなり、設計部には大型計算機室が、合成評価部には物質合成室、化学分析室、X線測定室、電子顕微鏡室、電磁気測定室、光学測定室、高圧合成室、高圧測定室の8実験室がある。設計部では、物性専用スーパーコンピュータを駆使して原子間の相互作用によって生み出される様々な協力現象を解明しつつ新物質の設計を行い、合成評価部ではさまざまな物質の合成、その化学組成の分析や結晶構造評価を行うとともに、新しく開拓された物質群の電気的・磁気的・光学的性質の総合評価を行っている。本施設の全国共同利用は、物質設計評価施設運営委員会により運用されている。

メンバー(*は施設長) 主な研究内容
岡本 佳比古*  教授
研究室HP
  1. 特異な量子現象・革新的な電子機能を示す結晶性固体の新物質探索
  2. 新奇d電子系物質の開拓
  3. 際立った電子物性を示す物質開拓手法の確立
尾崎 泰助   教授
研究室HP
  1. 第一原理電子状態計算における高精度・高速計算手法の開発
  2. OpenMXの開発と公開
  3. X線分光スペクトル計算手法の開発
  4. 物質表面・2次元物質の第一原理電子状態計算
川島 直輝   教授
研究室HP
  1. 子統計力学モデルの物性解明
  2. 多体問題の数値解法の研究
  3. 臨界現象の一般論
  4. ランダム系と計算量
北川 健太郎  准教授
研究室HP
  1. 圧力誘起のエキゾチック超伝導と新奇量子磁性相の探索
  2. 固体量子センサ等を用いた光検出高圧下先端測定技術の開発
  3. 多種の電子物性測定を可能にする大容積超高圧発生装置の開発
野口 博司   准教授
研究室HP
  1. 生体膜の非平衡ダイナミクス 
  2. 細胞、脂質ベシクルの形態形成 
  3. 複雑流体のダイナミクス 
  4.  アクティブマターの協同現象
廣井 善二   教授
研究室HP
  1. 新しい量子物質の探索
  2. スピン軌道結合金属の研究
  3. 混合アニオン化合物における物質開発と新奇物性開拓
山浦 淳一   准教授
研究室HP
  1. 結晶構造の観点から行う物性研究
  2. 量子ビームを用いたマルチプローブ・マルチスケール解析
  3. 新機能性材料の学理と探索
吉見 一慶   特任研究員(PI)
研究室HP
  1. 計算物質科学向けソフトウェア開発 
  2. 第一原理計算を出発点にした分子性物質の有効模型構築・解析 
  3. 機械学習を活用した新物質探索・機能予測
物質設計部
大型計算機室
スパコンセンターHP
物質合成・評価部
物質合成室 化学分析室
実験室HP
X線測定室
実験室HP
電子顕微鏡室
研究室HP
電磁気測定室
実験室HP
光学測定室
実験室HP
高圧合成室
実験室HP
高圧測定室
客員メンバー
奥村 久士 客員准教授