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物性理論研究部門

物性理論研究部門では、物性研究の最先端分野の理論研究に積極的に取り組んでいる。物性物理学では理論研究が重要な役割を果たしており、マクロからミクロまでのさまざまな階層における理論研究によって、実験結果から新しい物理現象を見出したり、新しい物理現象の予言を行ったりすることが可能となる。物性研究のブレークスルーには、新しい発想に基づく研究が、既存の理論を発展させ予測能力を高めるような継続的な研究に加えて必要不可欠である。本部門は3つの研究室、および、量子物質研究グループ・機能物性研究グループ・附属物質設計評価施設を兼務する6つの研究室から構成される。他部門・施設の理論研究室とともに、解析手法に基づく基礎理論からスーパーコンピュータを用いる大規模数値計算にいたるまで、多様な理論手法を駆使して物性物理における最先端の研究課題に取り組んでいる。また、研究所内外の実験グループとの連携も積極的に進めている。

メンバー(*は部門主任) 主な研究内容
加藤 岳生* 准教授
研究室HP
  1. メゾスコピック系の量子輸送現象 
  2. スピントロニクス素子の基礎理論 
  3. 固体中の非平衡特性と輸送特性
川畑 幸平  准教授
研究室HP
  1. 物性理論(物性基礎論)
  2. 非平衡系の相分類・相転移
  3. 非平衡統計力学
  4. 非エルミート物理
常次 宏一 教授
研究室HP
  1. d電子、f電子化合物など強相関電子系の電子状態と異方的超伝導
  2. フラストレーション系の統計力学
  3. 量子磁性体の新奇量子相の理論
  4. 量子系の非平衡ダイナミクス
所内兼務のメンバー
岡 隆史   教授
研究室HP
本務は機能物性研究グループ
尾崎 泰助 教授
研究室HP
本務は附属物質設計評価施設
押川 正毅   教授
研究室HP
本務は量子物質研究グループ
川島 直輝 教授
研究室HP
本務は附属物質設計評価施設
杉野 修   教授
研究室HP
本務は機能物性研究グループ
野口 博司 准教授
研究室HP
本務は附属物質設計評価施設