国際交流・連携
物性研究の国際的拠点・国際連携制度
物性研究所は、超強磁場施設を始め世界最高水準の先端的な研究設備群を有し、研究分野も物理学・化学を中心に多様性に富んでおり、世界でも類を見ない「物質・物性科学の総合的な基礎研究所」です。こうした特徴を活かした物性研究の国際的拠点として、外国の研究機関に在籍する研究者の短・中・長期の招へい(外国人客員所員、外国人客員研究員、国際共同研究)や、国際ワークショップの開催、及び、国際的な研究者の人材育成として学生を海外への派遣(学生海外派遣)を物性研の国際連携制度として行なっています。
「国際」関連のニュース
- 2024.08.20 物性研ニュースISSP stay report of Prof. Natalia Drichko
- 2024.06.24 物性研ニュースInternational research opportunities for students program report of LIU, Yifan
- 2024.06.24 物性研ニュースInternational research opportunities for students program report of SCOLLON, Myles Forrester
- 2024.05.27 物性研ニュースISSP stay report of Prof. Christophe Marcenat
- 2024.05.16 物性研ニュースISSP stay report of Dr. Oliver Portugall
2022年の国際共著論文
物性研究所における論文全体の約4割が海外の国や地域との国際共著論文となっています。
アメリカ合衆国:69 | 中国:64 | ドイツ:34 | フランス:16 | 英国:14 |
カナダ:12 | インド:12 | 韓国:12 | イタリア:11 | 台湾:10 |
スイス:8 | オランダ:6 | ポーランド:5 |
日米協力事業
1980年に日米両政府間で締結された科学技術協力に関する包括協定に基づき、1983年から米国エネルギー省と本学物性研究所(DOE-ISSP)および日本原子力研究所(DOE-JAERI、現在はDOE-JAEA)との間の国際協力研究として開始されました。オークリッジ国立研究所(ORNL)に分光器が設置され、それらを中心とした共同研究が行われています。
国際協力・交流協定
諸外国の研究機関、大学との連携による研究活動や交流に向けて、研究・交流協定、及び覚書を締結しています。特に、世界の物性科学に関わるトップ研究機関・グループとは、国際連携拠点として協定及び人材交流による連携を強化し、先端的な国際研究コミュニティーネットワークの構築・強化を目指しています。
ジョンズホプキンス大学(JHU)・量子物質研究センター
- 締結年
- 2018年MOU
- 内容
- 物性研究所教員がJHUのリサーチ・プロフェッサーに、JHU教員を招へいや、シンポジウム(TPFC2019)の開催において協力など。
マックスプランク複雑系物理学研究所
- 締結年
- 2000年協定
- 内容
- マックスプランクでのワークショップを共催(2015年3月、2016年3月、2018年7月)など。
韓国基礎科学院(IBS)・強相関電子研究センター
- 締結年
- 2018年協定・MOU締結
- 内容
- 物性研究所教員をIBSに長期派遣し、光電子分光の装置開発協力や共同研究など。
アジアにおける強磁場科学の連携
- 内容
- マグネット開発における協力や共同研究のための交流など。
- 締結機関
- 国立中山大学理学院、工学院(台湾)2015年協定締結
壇国大学自然科学院(韓国)2015年協定締結
武漢国立強磁場センター(中国)2017年協定締結
協定・覚書締結一覧
強磁場コラボラトリー*と海外との覚書
地域 | 国名等 | 機関 | 締結年月日 |
---|---|---|---|
ヨーロッパ |
ドイツ、フランス、オランダ | 欧州強磁場機構
The European Magnetic Field Laboratory |
2024.3.7 |
* 強磁場コラボラトリーは、物性研究所附属国際超強磁場科学研究施設、大阪大学理学研究科附属先端鏡磁場科学研究センター、東北大学金属材料研究所附属強磁場超伝導材料研究センターの強磁場3施設による連携研究拠点です。