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井上 圭一准教授が日本化学会学術賞を受賞

井上圭一准教授が日本化学会の第43回学術賞を受賞しました。3月17日から20日にかけて日本大学の船橋キャンパスで開催された日本化学会第106春季年会にて、授与式が行われました。同賞は、化学の基礎または応用のそれぞれの分野において先導的・開拓的な研究業績をあげた者に対して授与されるものです。

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受賞対象となった研究は「微生物ロドプシンの多様な光機能の解明とその網羅的分子メカニズム研究」です。

ロドプシンは、光を感知する光受容型膜タンパク質です。動物では視覚に関わる分子として知られてきましたが、近年、微生物が持つロドプシンには、多種のイオン輸送、エネルギー変換など、多様な機能が存在することが明らかになってきました。井上氏は微生物ロドプシン研究において、これまでにない機能の分子を数多く同定、さらにその分子メカニズムを解明し、従来のロドプシン観を「限られた機能をもつ光受容タンパク質」から、「多様な光機能を生み出す分子群」へと大きく変貌させました。さらに、オプトジェネティクスや、光駆動分子デバイス、バイオセンサーなどの応用に資する多様な新規分子ツール開発も達成しており、光生物学研究に留まらない波及効果をもたらしています。

以上のように、光生物学研究の枠を超え、化学、物理、さらには応用技術へと波及する学際的研究を切り拓いたこと、そして一貫した高い独創性と学術性が日本化学会学術賞に値するものと高く評価されました。

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(公開日: 2026年03月30日)