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多様物性研究部門

物性科学の歴史は、常に「想定外の現象」と「新しい物質群」の発見によって切り拓かれてきた。多様な物質が示す一見ばらばらの現象の背後には、物質の多様性を包摂する物理法則の普遍性が存在する。多様物性研究部門は、多様性と普遍性の相互視点を通じて物性科学を探求することを目的とする。強相関系、量子現象、人工薄膜、表面界面反応、タンパク質機能、細胞機能といった分野の研究者が連携し、幅広い時空間スケールと階層性に渡る多様な物質世界に内在する普遍的原理を解明する。本部門は、学際的アプローチを通じて、新物質の探索と物質科学における新たな方法論の開発を進め、物質機能の創発を理解するための学理の創出を目指す。また、研究分野の多様性だけでなく、女性や外国人研究者を含む「研究と人」の多様性の実現にも取り組んでいく。

メンバー(*は部門主任) 主な研究内容
井上 圭一   特任教授
研究室HP
※ 新領域創成科学研究科との学内クロスアポイントメント
  1. 光受容型膜タンパク質ロドプシンの分子機能メカニズムの機能解析および分光研究
  2. 先端的分光計測法の生体分子研究への応用
  3. ゲノムビッグデータをもとにした新奇光受容型タンパク質探索
  4. 機械学習法と実験自動化を用いた生体分子の機能決定因子の解明とそれにもとづく新規機能性分子開発
高木 里奈   准教授
研究室HP
  1. 多軌道強相関電子系における新物性探索
  2. トポロジカル構造にまつわる機能性の開拓
  3. 分子軌道を起点とした電子相の設計・解明
中辻 知   特任教授
研究室HP
※ 理学系物理学専攻との学内クロスアポイントメント
  1. トポロジカル磁性体の室温量子伝導
  2. 強相関電子系における異常金属相と新しい超伝導体の開拓
  3. トポロジカル量子状態の制御によるスピントロニクスとエネルギーハーベスティング応用
林 久美子   教授
研究室HP
  1. ヒトiPS運動ニューロン内の軸索輸送の蛍光顕微鏡観察
  2. ナノスプリングによるモータータンパク質キネシンの力計測
  3. 極値統計学を用いた神経細胞軸索輸送の速度解析-個体内 in vivo イメージング-
  4. 神経細胞軸索輸送に起因するシナプス形成異常の理論モデル構築
 
𠮷信 淳   教授
研究室HP
  1. よく規定されたモデル触媒による分子の活性化と表面反応の研究
  2. 水素と関わる材料の物性と反応
  3. 2次元物質エッジ面の電子状態と反応性の研究
  4. THzパルスによる表面における振動分光と分子ダイナミクスの研究
リップマー ミック*   教授
研究室HP
  1. パルスレーザー堆積法による酸化物薄膜およびヘテロ構造の作製
  2. 酸化物ナノ構造およびナノコンポジット薄膜の合成
  3. 光触媒におけるキャリアダイナミクス
  4. 薄膜のオートノマス合成