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元所員・長田 俊人

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長田 俊人
在籍期間
1998年4月-2024年3月
部門
凝縮系物性研究部門

研究テーマ

  • 有機ディラック電子系のトポロジカル物性
  • 2次元物質の電子構造と量子輸送現象
  • 層状物質の強磁場電子物性に対する超薄膜化による量子サイズ効果
  • 層状物質の角度依存磁気伝導と層間コヒーレンス

二次元(原子層)物質、トポロジカル物質、人工ナノ構造を対象として、強磁場・低温・高圧環境下の電気伝導や熱電効果の実験的・理論的研究を行うことにより、新しい電子状態やトポロジカル現象、量子輸送現象の探索・解明・制御を目指している。

近年は有機ディラック電子系やτ型有機導体におけるトポロジカル電子状態(対称性の破れた量子ホール状態、トポロジカル絶縁相・半金属相)やトポロジカル輸送現象(量子化熱電ホール効果、非線形異常ホール効果)、捩れ積層グラフェンや黒リン超薄膜の量子伝導(モアレ弱局在)、グラファイトの超薄膜化による量子サイズ効果(磁場誘起相転移、量子ゾンドハイマー効果)に関する研究を行っている。また高周波技術によるパルス超強磁場下の輸送現象測定も試みている。

略歴

  • 東京大学 工学部 物理工学科 卒業
  • 東京大学大学院 工学系研究科 物理工学専門課程 博士課程 修了、工学博士
  • 米国IBM社 T. J. Watson研究所 客員研究員
  • 東京大学 教養学部 基礎科学科第1 助手
  • 東京大学 先端科学技術研究センター 講師/助教授
  • 東京大学 物性研究所 助教授/准教授/教授

研究業績

旧メンバー

  • 助手/助教:大道英二、鴻池貴子、田縁俊光
  • 技術職員・教務職員:池田悟、内田和人、村山千壽子
  • 研究員:矢口宏、菅原滋晴、佐藤光幸、福岡脩平、酒井謙一、Andhika Kiswandhi
  • 秘書:和田栄子、荒英恵