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長谷川研(D1)岡崎 淳哉氏、フィンランドのAalto大学滞在報告

長谷川研究室の岡崎 淳哉氏が物性研究所海外学生派遣プログラムを利用して、フィンランド、ヘルシンキのAalto大学に2025年9月29日から11月22日まで研究滞在してきました。このプログラムは2017年度から始まったもので、海外での共同研究を通じて、豊かな経験を持った国際的な活躍が期待できる人材を育成することを目的として、大学院生を海外の研究機関に数ヶ月間派遣しています。


岡崎 淳哉(長谷川研究室D1)

概要

フィンランド、ヘルシンキのAalto大学でPeter Liljeroth教授の下、分子線エピタキシー法(MBE)を学ぶことを目的としておよそ2カ月間研究を行った。

活動内容

近年、表面トポロジカル絶縁体/超伝導体やそのエッジ状態、さらにはマヨラナ準粒子など特異な電子状態の探索が精力的に行われています。そのためには清浄かつ原子1層レベルで制御された試料が必要不可欠です。分子線エピタキシー法(MBE)はまさにこれを可能とする方法であり、日頃からMBEを行っていて経験のあるLiljeroth教授の下で学ばせていただきました。実際にMBEに取り組んでみて、どのパラメータが重要なのか、試料作製が狙い通りいかなかった場合に次回どのように条件を変えるか等々議論できたことは大きな学びとなりました。また、Peter教授のご厚意で複数のプロジェクトに参加させていただき、より多くの方々との議論・実験を通して実験技術を会得することができました。

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Liljeroth教授(右)と装置の前で

Liljeroth Lab.では研究以外の生活を充実させることも大事にしており、昼食後に交流スペースでビリヤードをしたり、週に1度みんなで近くに体育館に行ってバドミントンをするなど交流の機会が多くあり、とても充実した生活を送ることができました。

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ミーティング部屋から撮影したキャンパスの様子
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シェアルームからヘルシンキ市街を一望した様子。帰国直前に雪が降り始めた

また、想像以上に日本食レストランがあることに驚かされました。さらに研究室メンバーの1人は日本語の授業を取っていて、日本の食や文化が広く受け入れられていることを実感しました。私自身も日常を通して、フィンランドの文化に触れ、理解を深められたことは非常に貴重な経験となりました。

研究内容そのものに加え、普段の研究生活からも多くのことを学ぶことができました。それによって日本での自身のあり方を客観的に見つめなおす良い機会となりました。今回学んだ技術を活かして質の高い試料を作製し、実験に取り組んでいく所存です。

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(公開日: 2025年12月18日)