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行列積状態のゲージ自由度とその応用について

日程 : 2024年7月29日(月) - 2024年7月30日(火) 場所 : 東京大学 理学部1号館 207号室(本郷キャンパス) 講師 : 塩崎 謙 所属 : 京都大学 基礎物理学研究所 世話人 : 川畑 幸平講演言語 : 日本語

 

日時:7月29日(月)10:30 – 16:45 / 7月30日(火)10:30 – 16:45

概要:  行列積状態(MPS)とは,空間1次元系における量子状態の表現方法のひとつである.密度行列くりこみ群法(DMRG)など実用的な数値計算手法として重要のみならず,対称性によって保護されたトポロジカル相の数学的記述においても重要な役割を果たす.本講義では,MPSの数理物理学的な側面に焦点を当て,いくつか重要な帰結について議論したい.内容は以下を予定している.

  1. MPSの導出
  2. スペクトルギャップと面積則
  3. MPSのゲージ不定性定理
  4. 対称性によって保護されたトポロジカル相
  5. 断熱サイクルと高次Berry曲率

参加登録:https://forms.gle/EQb5QzyaQqEu3kcY8

※2 日間 6 コマの集中講義です。集中講義に合わせて、8月1日(木)に、物性研究所(柏キャンパス)で塩崎謙氏による理論セミナーが開かれる予定です。


(公開日: 2024年06月10日)