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カイラル物質科学の新展開

日程 : 2022年12月22日(木) 9:00 am - 2022年12月24日(土) 12:00 pm 場所 : 東京大学柏キャンパス 物性研究所本館6階大講義室 定員50名 講演言語 : 日本語

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左右対称性の破れを表すカイラリティは,物理学,化学,生物学,宇宙科学など自然界の幅広いスケールを横断する重要概念である。近年,カイラリティが関わる諸分野の研究が大きな展開を見せており,カイラリティを介して電磁場・電子スピン・軌道・フォノン・熱流といった様々な物理的自由度の結びつきが生み出されている。

そこで,カイラリティをキーワードに,これらの諸分野を架橋して自然科学に新たな視座を持ち込み,物質科学に新しい潮流をもたらす研究会を開催する。研究会では,特に磁性・光学・フォノニクス・スピントロニクス分野ならびに有機化学分野の幅広い研究の進展を振り返り,カイラル磁性,カイラル弾性,カイラリティ誘起スピン選択性(CISS: Chirality Induced Spin Selectivity),フォノン角運動量転換,カイラリティ可視化,カイラリティ選択といった最新の成果を共有することで,更なる展開を模索する場とする。

多彩な自由度が関与するカイラル物質科学は自由な発想のもとで若手研究者が活躍する格好の舞台であり,この異分野交流の場に積極的に参加いただくことで,物質科学のルネサンスを促す機会としたい。

世話人
楠瀬 博明(明治大学/物性研究所),常次 宏一(物性研究所),岸根 順一郎(放送大学),
戸川 欣彦(大阪公立大学),山本 浩史(分子科学研究所),佐藤 琢哉(東京工業大学)


(公開日: 2022年10月17日)