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1000テスラ超強磁場科学の開拓

日程 : 2022年6月10日(金) 9:00 am - 2022年6月11日(土) 6:00 pm 場所 : オンライン(Zoom) 世話人 : 松田康弘 (附属国際超強磁場科学研究施設)
e-mail: ymatsuda@issp.u-tokyo.ac.jp

磁場が電子スピンに及ぼすエネルギーは温度換算で1000 Tにおいて1350 K(= 1077 ℃)であり、鉄のキュリー温度やアルミなどのいくつかの金属の融点を超える。地球上で安定に存在する物質が1000 T磁場によって凝縮状態に非摂動的影響を受け、新しい性質を発現する可能性は大きい。
本研究会は、磁性体、誘電体、半導体・半金属、分子性固体、高分子・タンパク質などを対象として、1000 Tの磁場が固体の凝縮状態に与える影響について、広くその可能性について検討・議論することを目的とする。強磁場物性科学の現状について整理するとともに、化学結合への磁場効果や、ハドロン物理や宇宙プラズマ、生体物質への磁場効果まで視点を広げ、超強磁場が原子間の結合状態に与える効果と、それにより発現が期待される現象について討論したい。講演は招待講演に加えて、一般講演も募集する。

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(公開日: 2022年05月26日)