宮町俊生氏(小森研究室助教)が第9回(2015年)日本物理学会若手奨励賞(領域3)を受賞

日本物理学会では将来の物理学を担う優秀な若手研究者の研究を奨励することを目的とし、若手奨励賞を設けています。
今年度(第9回)の領域3における若手奨励賞受賞者の一人として、宮町俊生氏(小森研究室助教)が選ばれました。宮町氏は磁気素子の微細化の極限である単一原子や単一分子の磁化状態をスピン偏極走査トンネル顕微鏡を用いて原子スケールで観測し、単一原子についてはPt基板上のHo原子のスピン緩和時間の増大の起源や磁化反転機構を解明し、単一分子についてはスピンクロスオーバー分子のスピン状態と電気伝導度の制御に成功したことを評価され、今回の受賞に至りました。
対象論文:
[1]”Spin state of spin-crossover complexes: from single molecules to ultra-thin films”, M. Gruber, V. Davesne, M. Bowen, S. Boukari, E. Beaurepaire, W. Wulfhekel, and T. Miyamachi, Physical Review B 89, 195415 (2014)
日本物理学会 若手奨励賞受賞者一覧:
http://www.jps.or.jp/activities/awards/jusyosya/wakate2015.html
(公開日: 2015年04月15日)