野田中央高等学校にてチョコレイト・サイエンスを実施
11月5日、千葉県立野田中央高等学校にて物性研究所の餅田円氏が高校2年生を対象に「チョコレイト・サイエンス」をテーマに、出張授業を行いました。出張授業は、理科教育、社会貢献の一環として学校や科学館等へ講師を派遣するものです。今回は、化学の授業で「結晶の性質」を行うにあたり、チョコレートを使用した油脂の結晶を作り分ける授業を行いました。
授業では、チョコレートの食感を決めるココアバターの結晶が持つ性質について学びます。そして実際に3種類のチョコを温度操作によって作り分けます。できたチョコレートを、見た目の色ツヤ、手で触った時の触感、そして食感、味わいの違い、とそれぞれ観察します。最後に全員の観察結果を一つのグラフにまとめ、3種類の結晶が持つ特徴の傾向を確認します。
参加した生徒からは「Ⅰ〜Ⅵ型まであることを初めて知って、味が違ってすごくおもしろかった」や「温度を変えるだけで、こんなに食感が変わるとは思わなかった」といった感想が聞かれました。
関連記事
(公開日: 2018年11月08日)