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三浦名誉教授、島津賞を受賞

三浦登名誉教授
三浦登名誉教授

三浦登東京大学名誉教授(元:物性研究所教授、現:科学技術振興機構・シニアフェロー)が、第23回島津賞を受賞されることが決まりました。

島津賞は、科学計測の基礎的な研究において近年著しい成果をあげた功労者に対して贈られるものです。

受賞の対象となった研究業績は「メガガウス超強磁場物性の開拓」。電磁濃縮法などの方法を開発することによって、620テスラを超える超強磁場を発生することに成功しました。これは実験室内で実験に使える磁場としては世界最高の値です。磁場の持続時間は百万分の数秒と短い時間ですが、物質の磁気的、電気的、光学的計測を通常の磁場におけるものとあまり変わらない高精度で行うための各種の超高速測定手段を開発し、多くの物質において超強磁場下で起こる種々の新しい現象を見出しました。

(公開日: 2003年12月22日)