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髙松宣道氏(林研M2)が 新領域創成科学研究科長賞を受賞

林研究室の髙松宣道氏(修士課程2年生)が、東京大学大学院新領域創成科学研究科の研究科長賞(修士)を受賞しました。同賞は、東京大学大学院新領域創成科学研究科の学生を対象として、学業、国際交流、地域貢献の各分野において顕著な功績等のあった個人又は団体を讃えることを目的としています。3月18日(水)に授与式が行われ、研究科長より受賞者へ記念楯が授与されました。

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受賞対象となった修士論文研究は「DNAオリガミ製ナノスプリングを用いたモータータンパク質の力学特性解析」です。

髙松氏らは、DNAを材料として作製した世界最小のコイル状バネであるナノスプリングをモータータンパク質に結合させ、モータータンパク質がどの程度ナノスプリングを伸ばすことができるかを観察することで、その発生する力を測定することに成功しました。特に本手法は、モータータンパク質に対して従来技術である光ピンセット法よりも高い精度での計測が可能です。その結果、神経変性疾患の原因とされる、極めて小さな力しか発生できないモータータンパク質変異体についても力の測定に成功し、発生する力の低下が疾患の重症度と相関していることを明らかにしました。この発見は、eLife誌への掲載や科学新聞での紹介につながり、さらに日本分子生物学会優秀ポスター賞(2025年)の受賞にも結びつきました。

複雑理工学専攻における修士論文発表会での発表内容に加え、これまでの論文および学会発表の実績が評価され、このたびの受賞に至りました。

関連論文

  • 雑誌名:eLife
  • 題 名:Stall force measurement of the kinesin-3 motor KIF1A using a programmableDNA origami nanospring
  • 著者名:Nobumichi Takamatsu, Hiroko Furumoto, Takayuki Ariga, Mitsuhiro Iwaki*, Kumiko Hayashi*
  • DOI:10.7554/eLife.108477.1

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(公開日: 2026年03月26日)