正木景大氏(北川研M2)が第65回高圧討論会でポスター賞を受賞
北川研究室の正木景大氏(修士課程2年生)は、11月13日から15日にかけていわて県民情報センターアイーナで行われた第65回高圧討論会において、ポスター賞を受賞しました。同賞は高圧討論会で筆頭発表者としてポスター発表を行う学生のうち、「研究のアイディアの良さ」、「実験の見事さ」、「ポスターの分かりやすさ」などの点で見る人に強くアピールするポスター発表を行った発表者に対して授与される賞です。
受賞対象となった研究は「ニッケル酸化物圧力誘起超伝導の精密磁化測定」です。
正木氏らは、現在開発中の高精度磁化測定用高圧力セルの使用可能な圧力域を広げ、ニッケル酸化物高温超伝導体の超伝導転移が起こるとされる20GPa(20万気圧)もの高圧力下での高精度磁化測定が可能な圧力セルを開発しました。これにより、今までなされなかった10GPa以上の高圧力下での精度の高いバルク磁化測定が可能となり、圧力誘起超伝導体探索の効率化に大きく貢献することが期待されます。その成果が評価され、受賞に至りました。
関連ページ
(公開日: 2024年11月21日)