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片岡佑太氏(杉野研 D3)が複数の学会、研究会で優秀賞を受賞

杉野研究室の片岡佑太氏(博士課程3年)は、今年行われた2つの学会、研究会にて優秀賞を受賞しました。1月22月から26日にスイス、エメッテンのSeeblick Höhenhotelにて行われた15th INTERNATIONAL SYMPOSIUM HYDROGEN & ENERGYでBest poster award、12月20日から21日にかけて物性研で行われた表面界面スペクトロスコピー2023にて学生賞を受賞しました。

INTERNATIONAL SYMPOSIUM HYDROGEN & ENERGYで受賞対象となった研究は「Calculation of diffusion coefficients of H on metal surfaces」です。同学会のBest poster awardは、水素に関する研究に重要な貢献をした学生に授与される賞です。表面における水素の量子効果に着目した理論計算を行い、量子効果を利用した量子力学で駆動する電池の可能性を示した発表が評価されました。

表面界面スペクトロスコピー2023で受賞対象となった研究は「機械学習ポテンシャルによる金属表面水素拡散の経路積分分子動力学計算」です。同研究会の学生賞は、表面界面における研究の発展に貢献した学生に送られます。片岡氏は、機械学習と経路積分分子動力学を組み合わせて、金属表面における水素の拡散が量子効果によってどう変化するかについて研究を行いました。機械学習という新しい技術を使い、表面化学の基礎理論の発展に貢献したことが評価され受賞に至りました。

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