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松田 巌 教授、日本表面真空学会の学会賞を受賞

松田 巌 教授が、2022年の日本表面真空学会学会賞を受賞することが決まりました。この賞は、表面・真空科学の進歩発展、または日本表面真空学会の発展に、特に顕著な貢献があった者に授賞されるものです。授与式は来年度開催の学会で開催される予定です。

受賞対象となった研究は「革新的2次元物質とX線分光技術の開発による表面・真空科学への貢献」です。

松田氏は、物質合成技術と放射光などの先端実験技術を活用し、金属超薄膜のエピタキシャル成長と新奇量子井戸状態の発見、世界初のトポロジカル絶縁体の存在の実証、ホウ素原子層ボロフェンの合成とディラックフェルミオンの発見など、基礎科学から革新的な展開研究まで当該分野の発展に大きく貢献してきました。これらの成果は、自身が開発した表面ダイナミクスオペランドX線分光装置などによるものであり、放射光コミュニティにも貢献をしています。

また日本表面真空学会運営面においても、eJSSNT編集長および担当理事、学会主催国際会議 ISSS-9 のプログラム委員長、学会関東支部支部長など、多大な貢献をしています。今後、学会と共に表面・真空科学分野を牽引できる逸材として、日本表面真空学会・学会賞の授与に至りました。

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(公開日: 2022年02月21日)