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JRR-3運転再開後、初の供用運転終了

東日本大震災により運転停止していた研究用原子炉JRR-3が10年ぶりに再稼働し、共同利用運転7月12日〜11月19日を無事終了しました。
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中性子科学研究施設では、茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構の研究用原子炉JRR-3を利用し、中性子散乱実験による物性研究のための全国共同利用を行っています。2011年の東日本大震災以降、運転を停止していたJRR-3は、復旧作業に加え、新しい基準での耐震工事、安全検査などを経て2月26日に運転再開、4月5日に定格運転(20MW)に至りました。

停止期間中、高性能中性子導管(スーパーミラー)の設置に加え、中性子散乱装置や試料環境設備に対して様々な改良を行った結果、C2とC3ビームラインで中性子の強度が約5倍になりました。現在、2022年度実施分の共同利用課題を受付中(締切は11月30日まで)です。以下のwebページから、奮ってご応募ください。

附属中性子科学研究施設 2022年度 JRR-3全国共同利用課題申請要項

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(公開日: 2021年11月22日)