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New Developments in Theory of Superconductivity

日程 : 2009年6月22日(月) - 2009年7月10日(金) 場所 : 物性研究所本館6階 第5セミナー室 (A615) 世話人 : 上田和夫、常次宏一
e-mail: ndts09-sec@issp.u-tokyo.ac.jp

強相関系の超伝導は1979年の重い電子系の発見を端緒とし、1986年の銅酸化物高温超伝導体の発見により物性物理の中心テーマの一つとなった。その後20年が経過したがこの分野における研究は近年の鉄ヒ素系超伝導体の発見、重い電子系における空間反転対称性のない系での超伝導など新たな展開を見せている。また、電子-格子相互作用に関してもラットリングを典型とする非調和格子振動が超伝導について果たす役割などの検討が始まっている。

こうした近年の研究の進展を踏まえ、超伝導理論に関する滞在型研究会を開催する。滞在型研究会であることを存分に生かし、最近の研究成果の紹介はもちろん、今後の研究の方向性を探ることを目的とし、新たな共同研究が芽生えることを目指す。

トピックス:
量子臨界揺らぎと超伝導、空間反転対称性のない系での超伝導、非調和フォノンと超伝導、モット絶縁体と超伝導、鉄ヒ素系超伝導体の超伝導機構など。

なお、7月8日~7月10日にはまとめのシンポジウムが物性研短期研究会として開催される。

http://www.issp.u-tokyo.ac.jp/public/ndts/index.html


備考 : シンポジウムはA632で開催される。
(公開日: 2009年04月28日)