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高圧合成による新規材料開発と高圧下測定技術の集結

日程 : 2019年7月5日(金) 9:50 am - 2019年7月6日(土) 3:00 pm 場所 : 物性研究所本館6階 大講義室(A632) 世話人 : 伊賀文俊(茨城大)、関根ちひろ(室蘭工大)、上床美也 (04-7136-3330)
e-mail: uwatoko@issp.u-tokyo.ac.jp
講演言語 : 日本語

基礎科学の研究対象あるいは実用材料として、今日に至るまで数多くの物質が合成されている。それと共に試料合成技術も飛躍的に進歩し、これまで合成が困難であった物質も合成できるようになってきた。中でも高圧合成法は、ダイヤモンドや立方晶窒化ホウ素などの大気圧下では合成が困難な物質を合成できる強力な試料合成手段の一つであると共に新奇な結晶構造、電子物性を有する新物質を合成しうる方法としても注目される。

日本の高圧発生技術は世界トップクラスであるが、近年は国際的競争が激しくなっている。これまで物性物理学と地球物理学分野の研究者がそれぞれある程度独立しつつも、お互いに影響しあいながら高圧合成技術の開発を共に担ってきた。

また、一部の研究者の特殊な研究手段として発達して来た高圧下での測定技術も関連して発達を見せているが、広く普及するには至っておらず、新規の参入が難しい現状がある。しかしながら近年、新物質開発とともに新奇の超伝導、金属-絶縁体転移、多極子転移など、多くの新奇な物理現象が見出されている。この研究会ではこうした高圧関連の技術の情報交換を行い、多くの研究者への広い普及を目的とする。

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(公開日: 2019年06月14日)