文科省・学際領域展開ハブ形成プログラム「マルチスケール量子-古典生命インターフェース研究コンソーシアム」キックオフシンポジウム
e-mail: inoue@issp.u-tokyo.ac.jp講演言語 : 日本語
令和5年度より、文部科学省・共同利用・共同研究システム形成事業 「学際領域展開ハブ形成プログラム」において、新たに「マルチスケール量子-古典生命インターフェース研究コンソーシアム」が発足しました。この事業では、東京大学・物性研究所(ISSP)、名古屋大学・トランスフォーマティブ生命分子研究所(ITbM)、名古屋工業大学・オプトバイオテクノロジー研究センター(OBtRC)、生命創成探究センター(ExCELLS)の4機関が共同して、光受容タンパク質や蛍光/発光タンパク質において、光が関わるミクロな量子過程と、タンパク質の分子機能発現の場であるマクロな構造変化のつながりを明らかにする、全く新しい研究を展開します。
今回のシンポジウムでは、本事業のスタートに際し、各機関の研究構想や最先端の研究技術などを紹介すると共に、物性研において現在展開している生命科学や化学に関連深い研究を、各部門の特徴と共にお話します。また開催期間中に研究紹介用のポスターセッションも行われる予定ですので、本シンポジウムへの参加やポスター発表にご興味のある方は下記フォームからお申し込みください。
参加登録・ポスター発表申込ページ
https://forms.gle/4YH4eGafYZVw1ty88
【事業紹介】
「タンパク質の量子-古典生命インターフェース研究に向けて」
東京大学・物性研究所(ISSP) 井上 圭一
「トランスフォーマティブ生命分子科学の量子化学計算」
名古屋大学・トランスフォーマティブ生命分子研究所(ITbM) 柳井 毅
「ロドプシンの常識・非常識・新常識」
名古屋工業大学・オプトバイオテクノロジー研究センター(OBtRC) 神取秀樹
「高速原子間力顕微鏡で微生物ロドプシンの何がわかるのか?」
生命創成探究センター(ExCELLS)/名古屋大学 内橋 貴之
【招待講演】
「ホタル生物発光における量子-古典プロセス」
○東京大学・物性研究所 秋山 英文、群馬大学/東京大学・物性研究所 樋山 みやび
「放射光軟X線を活用した細胞試料顕微イメージング技術の開発」
東京大学・物性研究所(ISSP) 木村 隆志
「トランススケール第一原理シミュレーションの生物物理応用の可能性について」
東京大学・物性研究所(ISSP) 杉野 修
「物性研における生物を対象とした物理研究について」
東京大学・物性研究所(ISSP) 林 久美子