2 次元分子動力学シミュレーションにおける繰り込まれた粘性係数と裸の粘性係数の統一
日程 :
2026年3月2日(月) 4:00 pm - 5:00 pm
場所 :
Zoom及び物性研究所本館6階 第5セミナー室 (A615)
こちらから事前登録をお願いします 講師 : 横田 和麿 所属 : 京都大学 大学院理学研究科. 統計物理・動力学分科 非線形動力学グループ 世話人 : 野口博司 (63265)
e-mail: noguchi@issp.u-tokyo.ac.jp講演言語 : 日本語
こちらから事前登録をお願いします 講師 : 横田 和麿 所属 : 京都大学 大学院理学研究科. 統計物理・動力学分科 非線形動力学グループ 世話人 : 野口博司 (63265)
e-mail: noguchi@issp.u-tokyo.ac.jp講演言語 : 日本語
熱揺らぎを流体方程式に組み込んだゆらぐ流体力学[1]は低次元系のマクロスケールの振る舞いを記述する有効なモデルと考えられている.ゆらぐ流体力学中の輸送係数は裸の輸送係数と呼ばれ,実験や数値シミュレーションで観測される繰り込まれた輸送係数と区別される.裸の輸送係数は低次元系の輸送特性を特徴づけるパラメーターであり,その値を適切に決定することは低次元系の振る舞いを予測する上で重要であるが,裸の輸送係数の測定方法は確立されていない.本セミナーでは微視的な粒子描像から二次元流体系における繰り込まれた粘性係数と裸の粘性係数を橋渡しする手法を提案する[2].具体的には微視的に定義されるせん断応力の相関から決まる波数依存の粘性係数に注目することでメソスケールとマクロスケールの輸送特性を結びつける.
[1] L. D. Landau and E. M. Lifshitz, Fluid Mechanics (Pergamon Press, London, 1959).[2] K. Yokota, M. Itami, and S.-i. Sasa, arXiv:2506.16002 (2025).(公開日: 2026年02月20日)