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カゴメフラストレート磁性研究の進展

日程 : 2025年3月10日(月) 9:00 am - 2025年3月11日(火) 12:00 pm 場所 : 物性研究所本館6階 大講義室(A632) 世話人 : 岡本 佳比古(東京大学 物性研究所) 小濱 芳允(東京大学 物性研究所)  堀田 知佐(東京大学 総合文化研究科) 吉田 紘行(北海道大学) 山下 穣(東京大学 物性研究所)
e-mail: my@issp.u-tokyo.ac.jp
講演言語 : 日本語

カゴメ格子構造をはじめとする幾何学的フラストレーションのある系では、基底状態に長距離秩序のない量子スピン液体状態が表れ、スピノン励起やマヨラナ準粒子などの通常の磁性体とは異なる素励起が発現する可能性がある。特に、カゴメ格子では一番単純なハイゼンベルグ模型でも量子スピン液体状態が現れることが理論的に予言されていて、様々な物質で研究されてきた。最近、カゴメ格子をもつ新物質の開発が進み、今まで観測されてこなかった1/9磁化プラトーに1/3磁化プラトーでの精密熱力学測定をはじめとして、新しい発見が相次いでいる。そこで、物性研で研究会を開催し、これまでのカゴメ物質における実験・理論研究を振り返るとともに、新しい研究成果について情報共有する。また、カゴメ物質以外のフラストレート磁性体全体の研究の進展についても概観し、今後の進展について議論したい。

https://yamashita.issp.u-tokyo.ac.jp/workshop250310/


(公開日: 2024年12月23日)