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中性子散乱研究の現状とJRR-3再稼働後の展望

日程 : 2020年7月27日(月) 9:00 am - 2020年7月29日(水) 12:00 pm 場所 : オンライン (ZOOM) 世話人 : 益田隆嗣, 中島多朗, 山室修 (東大物性研), 藤田全基 (東北大金研), 佐藤卓 (東北大多元研), 長壁豊隆 (日本原子力機構), 杉山正明, 日野正裕 (京大複合研)
e-mail: masuda@issp.u-tokyo.ac.jp
講演言語 : 日本語

中性子散乱は、物質のミクロな構造とダイナミクスを直接的に観測するプローブとして、物性科学の幅広い分野で利用されています。定常中性子源JRR-3は2011年の東日本大震災以降運転を停止しているため、中性子ユーザーは海外の中性子施設や国内のパルス中性子源を利用した研究を継続しています。そのような中で、国内のアクセスのよい場所での定常中性子源分光器を利用した中性子研究を要望する声は強く、この度、JRR-3の再稼働が2021年2月となることがJAEAにより公式にアナウンスされました。そこで本研究会では、固体物理(磁性・強相関電子系・トポロジカル物質)、材料科学(イオン伝導体・熱電材料・太陽電池)、ソフトマターの中性子散乱研究者が一同に会し、最新の中性子散乱研究について議論を行います。さらに中性子装置研究者は、近年の分光器の世界的潮流を踏まえ、JRR-3再稼働後に想定される研究についても議論を行います。これらを通じて定常中性子源を用いた中性子散乱研究の機運を高めたいと思います。また、最終日午前中にJRR-3再稼働後の大学共同利用新体制についての意見交換を行います。

詳細ページ
https://masuda.issp.u-tokyo.ac.jp/issp-workshop


(公開日: 2020年06月08日)