中高・高専生、物性実験をミニ体験
10月25日、一般公開に合わせて、学校向けの体験ツアーを行いました。これは2018年に一般公開で行われた体験ツアーを拡充したもので、簡単な実験や体験を含め、実際の研究現場を見学、従来よりも少人数でしっかり学習できるプログラムにしたものです。今年は、茨城県立古河中等教育学校、長野県飯山高等学校、茨城工業高等専門学校本科および専攻科の3校が参加し、5〜10名程度のグループに分かれ、各研究室で体験をしました。今回は、以下の6研究室、5プログラムが実施されました。
- 小林研究室:レーザーを体験しよう
レーザーを使って、光の速さを導きだします。レーザーを何度もミラーで反射させて、長距離飛ばします。ミラーの調整によっては、レーザーが迷子になってしまいます。「どこ?」「もうちょい右」と、みんなで協力して調整。最後に飛距離と時間から光速を計算すると、、、、?
- 上床研究室:高圧で現れる不思議な変化を見てみよう
- 長谷川・小森研究室:走査プローブ顕微鏡で探るナノの世界
物質表面の原子の並び一つ一つを観察する顕微鏡、STMとAFMを体験します。シリコンを切り出して、STMの真空槽の中へ。加熱して、表面を綺麗にしてから観察します。STMのもう一つの使い方、マニピュレーションでは、プローブを使って原子をサッカーボールのように転がして移動させます。結果は、、、?
- 山下研究室:アルゴンの相転移の観察
- 徳永研究室:世界最先端の強磁場施設見学と見える物理学の体験
(公開日: 2019年11月05日)