川畑幸平准教授が第3回(2025年)AAPPS-JPS Awardを受賞
川畑幸平准教授は、第3回(2025年)AAPPS-JPS Awardを受賞しました。同賞は、アジア地域の物理学振興のため、AAPPS(Association of Asia Pacific Physical Societies)と日本物理学会が共同で制定した、卓越した研究成果を挙げている若手研究者の功績をたたえるための賞です。
受賞対象となった研究は「非エルミート物理における対称性とトポロジー」です。
以下、受賞理由について日本物理学会webページより引用いたします。
“川畑幸平氏は、非エルミートのハミルトニアンを用いて記述される非平衡量子開放系における対称性とトポロジーの研究で顕著な功績を挙げてきた。特に、対称性とトポロジーに関する一般論を確立し、ハミルトニアンの非エルミート性に起因する多様な対称性のクラスの存在を発見して、完全なトポロジカル分類に成功したことは、当該分野のブレークスルーとなる画期的な業績である。また、非エルミート系におけるバルク-境界対応やトポロジカル場の理論を解明するなど、非エルミート物理学における対称性とトポロジーの研究を世界的に牽引している。”
関連ページ
(公開日: 2025年01月06日)