ISSP - The institute for Solid State Physics

Organization
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𠮷信研究室
教授
𠮷信 淳
助教
吉本 真也
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表面界面の特徴の一つは、バルクの対称性が破れ表面特有の構造や物性が現れることだけではない。外部から原子・分子を自在に表面に供給し、新しい物質を構築する「反応場」であることが最も重要な特徴である。また、表面界面は物質移動の場だけではなく、エネルギー変換の場としても極めて重要である。最近では、原子・分子レベルで制御されたナノスケールの材料(例えば、サイズの整ったクラスター、異方性の強い低次元化合物、配向の特定された分子凝集系など)を作製し、機能を持ったナノ・デバイスを構築することも可能になってきた。原子スケールで物質移動(拡散や反応)を制御し、機能をもつ材料やデバイスを創製するためには,表面・界面における素過程を理解することが不可欠である。表面における原子・分子のダイナミクス研究は、触媒反応・半導体プロセス・分子エレクトロニクスと密接に関連している。当研究室では、表面・界面における原子・分子のダイナミクス(吸着、拡散、成長、脱離)、表面ナノ物質の構築および表面界面の電子物性を、表面振動分光、光電子分光などの表面分光法と、走査型トンネル顕微鏡や独立駆動4探針電気伝導測定法を駆使して研究している。シンクロトロン放射光(KEK-PF、SPring-8など)を用いた雰囲気中のオペランド光電子分光実験も行っている。

340 Kで0.8mbar CO2 雰囲気中におけるCu(997)表面のオペランド光電子スペクトル (左) O 1s (右) C 1s [Top. Catal. 59 (2016) 526].

研究テーマ

  1. モデル触媒による小分子の活性化と表面反応の研究
  2. 固体表面における原子・分子の動的過程の研究
  3. 半導体および有機薄膜の電子状態と表面電気伝導の研究
  4. グラフェンやシリセンなど低次元物質の電子状態と反応性の研究
  5. 雰囲気中の表面化学反応の研究