ISSP - The institute for Solid State Physics

Organization
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金道研究室
教授
金道 浩一
助教
近藤 晃弘
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当施設に設置されたコンデンサー電源およびフライホイール付き直流発電機を用いて、非破壊で強磁場を発生し、その磁場下で精密な物性測定を行う。様々な用途に応じて、特殊なマグネットの開発を行っており、現在、ユーザーが利用可能な磁場条件は以下の三種類である。 ①ショートパルスマグネット:パルス幅5ミリ秒、最大磁場75テスラ ②ミッドパルスマグネット:パルス幅30ミリ秒、最大磁場65テスラ ③ロングパルスマグネット:パルス幅約1秒、最大磁場43テスラ ショートパルスマグネットは主に絶縁体の磁化測定などに用いられ、ミッドパルスマグネットは金属的な試料の測定に用いられている。当研究室で製作されたマグネットは非破壊パルス強磁場(単パルス)の世界記録を更新しており、現在も100テスラの発生を目指した開発を行っている。平成20年5月より世界最大のフライホイール付き直流発電機の運転が始まり、これを電源として用いることでパルス幅が1秒の磁場発生が可能となった。これを用いて磁場中比熱測定を行っている。またフラットトップ磁場を発生することにより強磁場下のρ-T測定も可能になった。もっと強磁場を発生出来るロングパルスマグネットの開発も進行中である。

ショートパルスマグネットの磁場波形。非破壊単パルスでの85Tは世界最高記録。このマグネットを75Tの測定用としてユーザーに提供している。
ロングパルスマグネットの磁場波形。現在の最大磁場は43T。このマグネットを磁場中比熱測定用としてユーザーに提供している。

研究テーマ

  1. 量子スピン系物質の磁性研究
  2. 強相関伝導物質の磁性と伝導の研究
  3. 非破壊100テスラマグネットの開発
  4. 超ロングパルスマグネットの開発