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物性研の教育・大学院

物性研では、物理、化学、工学という従来の学問分野の枠を超えた総合的大学院教育(修士課程・博士課程)を行なっています。

物性研の特色


  • 世界に類を見ない大型実験施設、最先端の設備・装置を用いた実践的教育環境
  • 幅広い物質・物性科学分野をカバーする優秀な研究者が提供する研究環境
  • 外国人研究者が多数在籍するグローバルな環境。国際ワークショップへの参加、海外派遣プログラムなど、活発な国際交流

所長メッセージ

物性研究所には約45の研究室があり、約100名の修士課程学生と約70名の博士課程学生が在籍しています。各研究室は、物理から化学、理学から工学まで、さまざまなテーマにおいて先端的な研究を行っています。学部生が在籍しないため、1研究室当たりの学生数は平均4名と多くはありません。一方、物性研が全国共同利用研究所であることから、各研究室の実験設備は充実しており、少ない学生数と合わせて、十分なマシンタイムを使って納得のいくまで実験を行うことができます。また、研究室間の垣根は低く、積極的に他の研究室に出入りして議論を交わしたり、自己の研究室にはない装置を用いて実験を行ったりすることも可能です。さらに、物性研の大きな強みである大規模実験施設、例えば強磁場施設、中性子・放射光実験施設、レーザー施設、スーパーコンピュータなどを駆使した高度な実験や計算・シミュレーションを行うこともできます。好奇心と積極性さえあれば、自己の能力と可能性を大きく拡げるチャンスにあふれています。さまざまな経験を通して培われた総合的な知識と広い学問的視野は、将来どのような分野に進もうとも大きな財産となるでしょう。また、共同利用研である物性研には多くの研究者が来訪し、セミナーや研究会が頻繁に開催されます。研究室における勉学や研究だけでなく、物性科学の広い分野に触れ、他の研究機関の研究者と交流することは貴重な経験となります。研究以外にも、スポーツ大会やボウリング大会、ビアパーティや音楽の夕べなどのイベントや、各種サークル活動など、同世代の友人の輪を作る機会が沢山あり、充実した学生生活を送ることができます。学生のみなさんが、物質・物性科学を学ぶ場として希有な存在である物性研を踏み台として、未来に大きく羽ばたくことを期待します。

東京大学 物性研究所長
廣井 善二

物性研で学ぶには

修士課程・博士課程ともに4月入学と9月入学があります。入試に関連する大まかなスケジュールは以下のようになっています。試験内容・日程は専攻毎に異なりますので、希望する専攻をよくご確認ください。

入学時期 入試日程(修士課程) 入試日程(博士課程)
4月入学 ガイダンス 5月末〜6月上旬
出願期間 7月上旬
筆記試験 8月下旬
口述試験 8月下〜9月上旬
ガイダンス 5月末〜6月上旬
出願期間 7月上旬
筆記試験 8月下旬
口述試験 8月下〜9月中旬
論文審査・口述試験 1月下〜2月上旬

物性研の大学院は理学系研究科、工学系研究科、新領域創成科学研究科、の3研究科から成り立っています。物性研で学ぶには、このいずれかの入試を受けることになります。希望する教員の所属専攻を確認して受験してください。

また物性研では、例年6月第1土曜日ごろにガイダンスを開催しています。入試情報、説明会のほか、ラボツアー、研究室メンバーとの懇親会があります。

物性研 大学院ガイダンス

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2023年11月1日更新

新領域創成科学研究科 複雑理工学専攻

入試情報

* 理学系・物理学専攻教員(学内クロスアポイントメント)