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元嶽山研の宮田敦彦氏、日本物理学会若手奨励賞を受賞

受賞した玉谷知裕特任研究員
受賞した宮田敦彦氏

物性研究所元嶽山研究室の宮田敦彦氏(フランス国立強磁場研究所・特任研究員)が、第13回日本物理学会若手奨励賞(領域3)を受賞、3月15日に九州大学伊都キャンパスで開催された日本物理学会年次大会にて授与されました。この賞は将来の物理学を担う優秀な若研究者の研究を奨励し、学会をより活性化するために設けられているものです。

受賞対象となった研究は「メガガウス超強磁場を用いた物性研究」です。同氏は、メガガウス級の超強磁場下で、ヘリウム温度環境下の磁気光学測定を精密に行う装置の開発に成功し、種々の磁性体の研究に適用してきました。特に、幾何学的フラストレート磁性体において全磁気相の観測を行い、新しい磁気相の観測に成功しました。また、有機無機ぺロブスカイト半導体の強磁場物性では直接的に励起子束縛エネルギー及び換算質量を見積もることに成功し、国際的に高い評価を得ています。これらの成果が評価され、今回の受賞に至りました。

対象論文

  • “Ultrahigh magnetic field phases in frustrated triangular-lattice magnet CuCrO2“, A. Miyata, O. Portugall, D. Nakamura, K. Ohgushi, and S. Takeyama, Phys. Rev. B 96, 180401 (R) (5 pages) (2017).
  • “Direct measurement of the exciton binding energy and effective masses for charge carriers in organic-inorganic tri-halide perovskites”, A. Miyata, O. Portugall, A. Mitioglu, P. Plochocka, O. Portugall, J.T-W. Wang, S.D. Stranks, H.J. Snaith, and R.J. Nicholas, Nature Physics 11, 582 (7 pages) (2015).
  • “Magnetic Phases of a Highly Frustrated Magnet, ZnCr2O4, up to an Ultrahigh Magnetic Field of 600 T”, A. Miyata, H. Ueda, Y. Ueda, H. Sawabe, and S. Takeyama, Phys. Rev. Lett. 107, 207203 (5 pages) (2011).

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(公開日: 2019年04月01日)