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柴山研のLi Xiang助教が高分子学会の高分子研究奨励賞を受賞

物性研究所柴山研究室のLi Xiang助教が、高分子学会の高分子研究奨励賞を受賞、5月30日に大阪府立国際会議場で行われた第68回高分子学会年次大会にて授賞式が行われました。この賞は、高分子討論会において活発に発表、および、高分子学会の論文誌において論文を発表しており、顕著な活動をしている満37歳未満かつ在籍2年以上の正会員に贈られるものです。

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受賞者集合写真。後列右から3人目がLi Xiang助教

受賞対象となった研究は「量子散乱によるモジュールゲルの構造とダイナミックスの解析」です。Li Xiang氏は、光・X線・中性子線などの量子ビームを用いて、高分子溶液・ゲル・エラストマーの構造解析やダイナミクスの評価を行ってきました。その中でもとくに、星型ポリマーからなるシンプルな網目構造をもつ高分子ゲルに関する研究を精力的に行っています。たとえば、星型高分子のパーコレーション臨界クラスターに関して、クラスターの空間相関がクラスター分布と熱揺らぎを同時に取り入れたBastide-Candau理論に従うことを初めて実証しました。また、星型高分子から合成される温度応答性高分子ゲルが相転移点付近で示す特異的な構造変化を小角中性子散乱と動的光散乱法によって詳細に解明しました。これらの研究は高分子材料に対する基礎的な理解を深め、潜在的な価値を明らかにするものであり、高分子研究奨励賞に資するものと認められました。

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(公開日: 2019年06月06日)