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一般講演会「モノから始まるクルマ作り」を開催

11月25日(土)、柏の葉キャンパス駅前サテライトにて一般講演会「モノから始まるクルマ作り」を行いました。この講演会は、物性に関する研究成果を広く社会に還元・普及することを目的に年に一度開催しているものです。今年度は、今後の自動車の中核を担うであろう電気自動車、燃料電池自動車の鍵となる固体電池、燃料電池の研究に関する講演を行いました。

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東京工業大学の菅野了次教授からは「電池が変えるクルマ・社会」というタイトルで、革新的電池として世界が注目するリチウムイオン電池、全固体電池の講演がありました。電池の仕組みから固体電解質の開発、そしてそれらが変える電気自動車やスマート社会について、柏の葉スマートシティを例に紹介、説明しました。

物性研究所の原田慈久准教授からは「「水しか出さない燃料電池」の裏話」と題して、燃料電池を取り巻く水のふるまいに関する講演がありました。燃料電池の反応によって排出される水が、実は反応を妨げる働きがあること、水の構造を見る難しさについて語りました。

菅野 了次 教授(東京工業大学) 菅野 了次 教授(東京工業大学)
原田 慈久 准教授(東京大学物性研究所) 原田 慈久 准教授(東京大学物性研究所)

参加者からは「⻑い研究活動の成果として⽣まれるもの事をこのような講演会で知ることができて楽しく感じました」、「”⽔”についてもっと⾊々な話を聞いてみたい」といった声がありました。

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(公開日: 2017年11月30日)