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野口亮(近藤研D3)氏、総長賞および理学系研究科奨励賞を受賞

近藤研D3の野口亮氏が令和2年度東京大学総長賞(学業分野)および理学系研究科奨励賞を受賞しました。総長賞は、学業、課外活動、社会活動等において特に顕著な業績を挙げ、他の学生の範となり、本学の名誉を高めた者に授与されるものです。授与式は3月19日に東京大学理学系研究科小柴ホールにて行われました。

総長賞授賞式の風景
総長賞授賞式の風景
理学系研究科奨励賞授賞式後の写真
理学系研究科奨励賞授賞式後の写真

受賞対象となった研究は「角度分解光電子分光で解明する積層トポロジカル物質・量子薄膜 におけるスピン偏極電子制御」です。

次世代省エネ技術であるスピントロニクスの発展のために、スピン偏極した電子の自在な生成手法が必要とされています。結晶の表面にスピン流が現れるトポロジカル絶縁体は、その最も有望な舞台となっています。野口氏は、結晶の微小な表面の電子状態を精密に測定することで、従来の物質とは異なる、高指向性のスピン流が実現する新しいトポロジカル絶縁体相を実証しました。さらに、積層構造の異なる結晶を調べることで、微妙な積層の違いによってトポロジーやスピン流の特徴が様々に変化することを示しました。一連の成果は、固体物理分野において非常にインパクトがあるもので、同氏を筆頭著者としたNature誌・Nature Materials誌への論文掲載もあり、高く評価されました。

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(公開日: 2021年03月24日)