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A new approach of X-ray microscopy using high-precision optical devices.

Date : Monday, December 20th, 2021 16:00 - 17:00 Place : On Zoom(Please make a registration through the link below) Lecturer : Prof. Takashi KIMURA Affiliation : ISSP, The University of Tokyo Committee Chair : Takashi Oka, Kozo Okazaki
e-mail: danwakai@issp.u-tokyo.ac.jp
Language in Speech : Japanese

 X線自由電子レーザーや大型放射光施設などの光源の高度化に触発された、近年のX線分析技術の発展には著しいものがある。こうした先端X線分析技術の発展には、光源性能の向上に加えて、分析を支える各種光学技術の高度化が大きく寄与してきたことは疑いがない。これまで講演者は、精密加工・計測技術を活用したX線光学素子の開発に従事しており、特に先端光源の持つ高輝度やコヒーレンスといった特徴を活かしたイメージング技術の高度化に取り組んできた。[1-4]  現在、東京大学放射光アウトステーション物質科学ビームラインBL07LSUでは、精密電鋳法により作製した軟X線ウォルターミラー光学系[5, 6]の開発に取り組んでいる。大NA、無色収差、長作動距離といったウォルターミラーの特徴を活用することにより、幅広い波長域で様々なX線分析に利用可能な顕微イメージングシステムの構築を目指している。
 本講演では、研究の背景となるX線光学素子開発の取り組みを紹介しつつ、2021年7月より構築を開始した軟X線顕微イメージングシステムの開発状況を説明し、BL07LSUの最大の特徴である多数台のアンジュレータと組み合わせた研究の新たな展開について述べる。また、将来的に高輝度光源と軟X線用高性能センサーを組み合わせることにより、数ミリ秒での高速なX線顕微イメージングの実現を目指しており、様々な対象のin-situ計測やオペランド計測への展開、今後取り組むべき課題についても議論する。

参考文献
[1] H. Mimura et al., Nat. Phys., 6(2), 122(2010).
[2] T. Kimura et al., Nat. Commun. 5, 3052(2014)
[3] T. Kimura et al., Opt. Express 21, 9267(2013)
[4] T. Kimura et al., Rev. Sci. Instrum., 91, 083706(2020)
[5] Y. Takeo et al., Appl. Phys. Lett. 117, 151104 (2020).
[6] S. Egawa et al., Opt. Express 27, 33889 (2019).

【講師紹介】
木村先生は令和2年7月に物性研に着任され、以来X線自由電子レーザーや放射光、高次高調波といった先端X線光源を利用した、新たな顕微イメージング技術の開発に取り組まれています。
本講演では、X線光学素子開発の取り組みと軟X線顕微イメージングシステムの開発状況の説明、また多数台のアンジュレータと組み合わせた研究の新たな展開、そして様々な対象のin-situ計測やオペランド計測への展開、今後取り組むべき課題についてご紹介頂けるものと思います。ぜひ皆様ご視聴ください。

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(Published on: Friday December 3rd, 2021)