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機械学習入門  ー科学者が機械学習に目覚めるときー

日程 : 2017年2月23日(木) 16:00 〜 場所 : 物性研究所本館6階 大講義室(A632) 講師 : 大関 真之先生 所属 : 東北大学大学院情報科学研究科 世話人 : 長谷川幸雄・加藤岳生 (63325)講演言語 : 日本語

 世界中で隆盛を極める人工知能、機械学習の発展、特に有名な、深層学習に興味を素朴に持っている人々も多いだろう。その中身は大量のデータから法則を抽出することにある。そう聞くと例えば物理学者はこれまでやってきた実験と理論の両輪による科学的営みそのものではないかと感じるだろう。物理学に限らず自然科学の多くはそうやって進めてきたはずだ。その意味で機械学習に興味を抱くのは自然なのだ。うまく扱うことでこれまで以上のスピードで持って研究を進めることができるはずだ。データから本質的な部分を見える形で取り出せる技術として重要視されるスパースモデリングを中心に、少ない情報から本質的な部分を明らかにすることで、大きな情報利得を得る圧縮センシングなど、今後のデータ駆動科学において重要なキーテクノロジーを紹介する。


備考 : 【講師紹介】大関先生は、有限次元スピングラス理論など統計力学を軸とした理論物性研究に加えて、機械学習・データ駆動科学・ビッグテータといった分野への研究活動を積極的に展開されている若手研究者です。また、「機械学習入門」「量子コンピュータ」「人工知能」等に関する一般向けの本も執筆されており、その解り易い解説にも定評があります。今回の談話会では、まずは「機械学習」とは何か、そして、この技術が物性研究へいかに展開されて行くか、その展望について語っていただきます。当該分野の動向を探る上での絶好の機会と言えるでしょう。
(公開日: 2017年01月23日)