座標変換不変な自由エネルギー地形の導出
日程 :
2024年2月21日(水) 4:00 pm - 5:00 pm
場所 :
物性研究所 本館6階第5セミナー室(A615号室)及び ZOOM(Hybrid)
講師 : 中村 壮伸 所属 : 産業技術総合研究所 世話人 : 野口 博司 (63265)
e-mail: noguchi@issp.u-tokyo.ac.jp講演言語 : 日本語
e-mail: noguchi@issp.u-tokyo.ac.jp講演言語 : 日本語
従来もちいられている自由エネルギー地形(FEL)の定義は、反応座標の選択に関して非物理的な依存性を示すため、普遍的な予測能力に欠けています [1]。 ここでは、物理的に妥当な3つの要請に基づいて、与えられた反応座標に対するFELの公式を一意的に導出します [2]。 我々の FELの公式は非物理的な座標依存性がなく、特殊な場合には従来の FELの定義と一致します。 さらに我々のFEL は、時系列データ解析によって得られる量、つまり確率分布と拡散行列だけで表現されます。これらの性質は、我々のFEL が普遍的な予測能力を持っていることを意味します。
[1] D. Frenkel, Eur. Phys. J. Plus 128, 10 (2013).
[2] T. N. https://arxiv.org/abs/1803.09034
(公開日: 2024年01月22日)