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強磁場コラボラトリー、国際協力と強磁場科学の将来

日程 : 2016年6月23日(木) 9:30 am - 2016年6月24日(金) 6:00 pm 場所 : 物性研究所本館6階 大講義室(A632) 世話人 : 野尻 浩之(東北大金研) (022-215-2015)
e-mail: nojiri@imr.tohoku.ac.jp
講演言語 : 日本語

強磁場コラボラトリーの発足以降、国内の強磁場施設間連携と人的交流によって各施設の設備整備が促進されてきたが、今後、世界最高レベルの強磁場科学の展開に向けて、研究基盤整備とそれを利用した研究展開の両面において、個々の点的な研究から面的な連携研究への発展が求められる段階になっている。また、2015年に強磁場研究の世界組織であるGlobal High Magnetic Forumが結成され、国際的な視座と競争の中で、我が国の強磁場研究の方向性と位置づけを明らかにする事も求められている。このような中で来年度からは、パルス磁場分野で物性研と阪大の共同利用連携が開始され、金研では次世代の超伝導磁石の共用が開始される。本研究会では、これを契機に1. 強磁場コラボラトリー計画の現状と今後の方向性、2. 強磁場科学の目指す課題、3. 他の極限環境(低温、高圧、レーザー光)や他施設(放射光、中性子等)との連携の方向性、4. 中国、韓国をはじめとした海外の強磁場グループとの連携のあり方、の4点を中心に議論し、今後の我が国の強磁場研究の方向性を明らかにする事を目指す。講演は1日目を日本語とし、強磁場コラボラトリー等の体制面や技術面を主に議論する。2日目は英語とし、強磁場科学の学術面を主に議論し、中国、韓国の強磁場関係者にも講演をお願いする。なお、現在日中韓の関係者で、この研究会においてAsian High Magnetic Forumを結成する方向が合意されていることを付言する。

http://tokunaga.issp.u-tokyo.ac.jp/Tokunaga_Lab/forum2016.html


(公開日: 2016年06月02日)