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第39回極限コヒーレント光科学セミナー「テラヘルツ帯のエレクトロマグノン共鳴」

日程 : 2016年7月26日(火) 14:00 - 15:00 場所 : 物性研究所本館6階 第一会議室 (A636) 講師 : 高橋陽太郎 所属 : 東京大学大学院工学系研究科 世話人 : 和達大樹 (63400)
e-mail: wadati@issp.u-tokyo.ac.jp
講演言語 : 日本語

誘電性と磁性が強く結びついているマルチフェロイクス物質中では、磁性に由来した強誘電性が出現する。マルチフェロイクス固有の素励起は、電気双極子遷移を伴うスピン波励起であり、エレクトロマグノンと呼ばれている。エレクトロマグノンは新しい素励起というだけではなく、励起状態内部の電気磁気結合効果を反映した電気磁気光学効果と呼ばれる新奇光学応答を示すことが明らかになってきた。本発表では、スピン構造や微視的な機構に基づいて、エレクトロマグノン共鳴において実現されている巨大な電気磁気光学効果や周辺の話題について紹介する。


(公開日: 2016年06月29日)