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土師将裕氏(長谷川研究室博士課程3年)が国際会議IVC-20においてIUVSTA-VASSCAA-Elsevier Student Awardを受賞

 2016/8/21-26に釜山国際コンベンションセンター (韓国)で開催された20th International Vacuum Congress (IVC-20)において、長谷川研究室博士課程3年の土師将裕さんがIUVSTA-VASSCAA-Elsevier Student Awardを受賞しました。

 受賞対象となった講演題目は”Determination of the chirality of spin spiral magnetic structures on Mn thin films on W(110) by spin-polarized STM”です。原子分解能でのスピン分布をイメージングするスピン偏極STMを駆使して、Mn磁性薄膜におけるらせん磁気構造の回転方向を決定し、カイラリティの存在とその形成過程における基板の重要性を初めて明らかにしています。

 IVCは3年に一度開催される表面科学分野での最大の国際会議であり、今年は約1350件の発表がありました。IUVSTA-VASSCAA-Elsevier Student Awardは、博士課程の学生による口頭・ポスター発表の中で贈られるもので、今回は10名に授与されました。土師さんの口頭発表は、スピン偏極STMによる磁性薄膜の先駆的な研究であったことが高く評価され、今回の受賞に至りました。

IVC-20
http://ivc20.com/

左端が土師さん
(公開日: 2016年09月23日)