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伊藤 功 技術専門職員がグラフィカルシステム開発コンテスト2014 最優秀賞(日本ナショナルインスツルメンツ)を受賞

 小林研究室 技術専門職員の伊藤 功 氏が日本ナショナルインスツルメンツ主催のグラフィカルシステム開発コンテスト2014で最優秀賞を受賞しました。このコンテストはナショナルインスツルメンツ社製のソフトウェア・ハードウェアを使用したアプリケーションを全国のユーザーより募り、技術、コスト、革新性等の面から 審査するコンテストです。伊藤 功氏は2010年に引き続き2度目の受賞です。

 今回の受賞対象になったのは小林研究室にて伊藤 功氏が開発した「FlexRIOとPXI-7851Rを用いた高精度CWレーザー」です。伊藤氏は光周波数標準として光科学実験に幅広く利用される高精度CWレーザーのためにデジタルフィードバック制御技術を確立しました。この技術はソフトウェアで組み替え可能な“FPGA” 集積回路を用いてCWレーザーの周波数を超高フィネス光共振器の共鳴周波数に同期させるものです。伊藤氏が確立した技術により、これまで利用する人の技量に性能が依存していた高精度CWレーザーが誰でも調整•制御可能になり、光周波数標準を用いた研究の裾野が広がることが期待できます。

 10月22日(水)に東京カンファレンスセンター品川で開催されたNIDays 2014で授賞式と講演が行われました。 (http://www.ni.com/newsroom/release/ni-announces-2014-gsd-achievement-award-winner/ja-jp/) 賞品として米国ナショナルインスツルメンツ本社主催のテクニカルカンファレンス「NIWeek 2015」(米国テキサス州オースティン)に招待されます。さらにこのカンファレンスで行われるGraphical System Design Achievement Awardsに伊藤氏の装置が日本代表作品として出品されます。伊藤氏の2度目の挑戦に乞うご期待です。

日本NI、「グラフィカルシステム開発コンテスト2014」の受賞作品を発表
http://www.ni.com/newsroom/release/ni-announces-2014-gsd-achievement-award-winner/ja-jp/

授賞式の様子
伊藤 功 氏(左)と日本NI代表取締役 池田 亮太 氏(右)
(公開日: 2014年10月22日)