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田島研・秋山研の共同研究が日本化学会論文賞(BCSJ Award)を受賞

新物質科学研究部門・田島研究室の元博士研究員池田真吾氏、田島裕之助教授、松田真生助手、先端分光部門・秋山研究室の院生安東頼子氏、秋山英文助教授の連名による以下の論文が、日本化学会論文賞を受賞しました。

この論文は、馬の心臓に含まれている電子伝達物質cytochrome c(ヘム蛋白質の一種)を用いて、初めて、生体発光ダイオード(BIODE)を作成し、その電界発光スペクトル測定、発光量子効率測定に成功した、というものです。ヘムたんぱく質は、光励起発光(PL)をほとんど示さない物質として知られていますが、本論文では、cytochrome c のエネルギーダイアグラムに基づいて、なぜPLを示さないのにELを示すかに関しても、定性的な説明を与えています。研究のオリジナリティを高く評価され、今回の受賞となりました。

池田真吾氏
池田真吾氏
田島裕之氏
田島裕之氏
松田真生氏
松田真生氏
安東頼子氏
安東頼子氏
秋山英文氏
秋山英文氏

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(公開日: 2005年10月27日)