Home >  ニュース > 福山教授、紫綬褒章を受章

福山教授、紫綬褒章を受章

福山秀敏教授
福山秀敏教授

物性研究所の福山秀敏教授が、平成15年春の紫綬褒章を受章されました。紫綬褒章は、学術・芸術分野を対象にした褒章ですが、福山先生は〈物性理論学研究〉に対する貢献により、受章されました。

福山先生は、一次元電子系が格子振動と結合したパイエルス系の集団励起による伝導、アンダーソン局在の問題に対する電子間相互作用の効果をはじめとする量子輸送現象の理論的解明などに多くの貢献をされてきました。また、高温超伝導に対してもスピンギャップの重要性をいち早く指摘し、理論と実験の両面に対して指導的役割を果たしてこられました。

なお、福山先生は平成11年度から14年度まで物性研究所長として研究所の運営に当たってこられました。

(公開日: 2003年09月18日)