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冨依勇佑氏(原田研D2)が材料技術研究協会討論会2023 にてゴールドポスター賞を受賞

原田研究室の冨依勇佑氏(博士後期課程2年生)は、2023年12月1日から2日にかけて東京理科大学神楽坂キャンパス森戸記念館で行われた材料技術研究協会討論会2023においてゴールドポスター賞を受賞しました。同賞は、特に秀でたプレゼンテーションを行った発表者に授与されるものです。

受賞対象となった発表は、「軟X線発光スペクトロスコピーによる撥水性自己組織化材料の分子構造と水の相互作用解析」です。

ゴールドポスター賞を受賞した冨依勇佑氏

ゴールドポスター賞を受賞した冨依勇佑氏

冨依氏らは、多様な機能を付与できるソフトマテリアルとして知られる自己組織化材料の機能発現時における水の相互作用の理解を目指しました。特に、他にはないユニークな機能が産業上の注目を集めている含フッ素自己組織化材料とその界面における水との相互作用の詳細理解に向け、元素ごとに占有軌道の電子状態を観測できる先進的な手法である軟X線発光分光を用いた実験により、材料界面における水の電子状態を解析に成功。材料の化学構造とその機能に深く関わる分子レベルでの知見について新たな洞察を得ました。この研究成果は、幅広い分野で利用されている機能材料の分子設計に新たな視点提供するものであり、今後の開発に大いに貢献すると期待されます。本研究に対するアプローチ、そしてプレゼンテーションが学会の有識者らから高く評価を受け、同賞を受賞するに至りました。

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