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冨依勇佑氏(原田研D2)が日本膜学会「第45年会」・「膜シンポジウム2023」合同大会の学生賞を受賞

原田研究室D2の冨依勇佑氏が、11月20日~22日に早稲田大学研究開発センターにて行われた日本膜学会「第45年会」・「膜シンポジウム2023」合同大会の学生賞を受賞しました。この賞は、同大会にて行われた発表の中から、特に秀でた研究およびプレゼンテーションを行った学生に贈られるもので、今回は約70件の中から選ばれました。

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受賞対象となった発表タイトルは「軟X線発光分析を用いた疎水性単分子膜界面における撥水挙動解析」です。

冨依氏は、自己組織化単分子膜という多様な機能を持つナノ構造材料における水の吸着挙動の理解を目指した研究に取り組んでいます。材料と水との界面における相互作用を理解するために、元素ごとに占有軌道の電子状態を観測できる強力なツールである軟X線発光分光を用いて、界面での水の電子状態を解析しました。その結果、材料機能に影響を与えるファクターについて分子レベルでの新たな知見を得ることに成功しました。

本成果は、広範の分野にて利用されている機能性材料の分子設計に新たな視点を提供し、その開発に大いに貢献することが期待されます。

本テーマと研究に対するアプローチが学会の有識者らから高い評価を受け、本賞を受賞するに至りました。

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(公開日: 2023年12月14日)