物性研究所 低温液化室
Cryogenic Service Lab. ISSP
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低温液化室概要

液化室の紹介

物性研究所 低温液化室は、物性研が設立された翌年の1958年にヘリウム液化機が導入されると共に設立されました。設立当初は極低温部門にあって専らこの研究部門で使用する寒剤を生産していました。その後、研究部門の拡充、発展に伴い、寒剤を必要とする研究室が増えてきたため、1960年(昭和35年)に液化室の建物が竣工されたのに伴い、物性研究所の共通施設の一つとして発足しました。発足後は、選任のスタッフを配置し、機器の維持・管理、寒剤の供給、低温技術に関する研究室へのサポートを行ってきました。


設立当初は、液体ヘリウム、液体水素、液体窒素、液体空気などはすべて液化室で生産し、供給していましたが、その後、液体水素、液体窒素、液体空気は製造設備が古くなり液化能力が低下したため生産を中止しました。現在は液体窒素は外部から購入し、液体ヘリウムのみを生産・供給しています。


1999年にキャンパス移転計画に伴い、六本木キャンパス(現 国立新美術館 敷地)より柏キャンパスに移転しました。移転後は、柏キャンパス内で唯一の寒剤専門の施設であることと、ヘリウム液化設備を保有している為、他部局からの要望にも出来る限り答えるべく、柏キャンパス全体に寒剤の供給を行っています。他、 随時、設備管理・設備やシステムの更新や見直しを行い、できるだけユーザーの要望に応えられるよう積極的に動いています。


2008年10月現在、液化室では下記にあげる業務を主として行っていますが、特に液体ヘリウムは、年間供給量が20万Lを越えており、国内及び国外の同様の研究施設の中で1、2を争うほどの供給量の多さです。更に、独立行政法人化に伴い発足した柏キャンパス 安全衛生管理室より委託を受け、柏キャンパス内の高圧ガスボンベや高圧ガス設備などの高圧ガス全般に関する安全管理・指導も行っています。機器の詳細については下記リーフレットをご覧ください

主な業務内容

スタッフ

低温委員会のもと、以下の常勤技術職員(3名)・非常勤職員(2名)によって運営されています。(2021年6月現在)
→液化機と低温委員長・液化室人員の変遷はこちら

氏名 メールアドレス 居場所(内線)
※備考
技術専門職員
(保安係員)
土屋 光
B-116(63515)
携帯(夜間・休日):090-1992-6738
技術専門職員
(保安係員代理)
鷺山 玲子
B-116(63515)
携帯(夜間・休日):090-1992-6746
技術職員
(保安係員代理)
清水(野村) 未来
B-112(63512) or B-116(63515)
事務補佐員
須藤 まりこ
B-116(63515)
※月・水・金(10:00-16:00)
技術補佐員
(ガスボンベ担当)
佐々木 貴子
B-116(63514)
※2021年6月1日~

※外部からは、内線番号の下四桁を 04-7136-○○○○ に入れてダイヤルしてください。

低温液化室リーフレット

見たいページをクリックして下さい。pdfファイルが開きます。  2011/09/11更新


結合版pdfファイルは【こちら】

液化室だより

液化室からのお知らせなどを不定期に「液化室だより」として発行しています。

■ 詳細はこちらをご覧下さい。

低温液化室業務に関する報告等

液化室員が学会、研究会等において発表を行った報告書をPDF化(※1)して載せています。また、講習会用のテキストも 載せております。内容に関するお問い合わせは液化室までご連絡下さい。

低温液化室業務に関する報告

2008年度

2007年度

2006年度

2005年度

2004年度

2003年度

2002年度

2001年度

2000年度

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