高エネルギー分解能三軸型分光器
C1-1 HER
High Energy Resolution Triple-Axis Spectrometer


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[English]

HERニュース

2005年4月までの変更点
1、 分光器高度化(インターフェース更新、一部のモーター・ドライバー交換)
 ・ ハードリミットには決して触れないこと。
 ・ Filmanより、サンプルテーブル上の4軸の制御が可能(RX,XS,RY,YS)
 ・ Attenuator2枚(6mmと3mm)が試料より上流に新設され、LabVIEW画面にて選択可
 ・ 第2コリメーターは、LabVIEW画面にて選択可。(C1-1のみ)
 ・ ナローアーがモーター制御になり、LabVIEW画面にて変更可。また、Filmanからの制御可。
 ・ 「ZR」コマンドによるオフセット表示の変更
 ・ 分光器の停止方法について
 ・ 分光器の動作がおかしい時の対処方法
2、 横集光アナライザー設置予定。(都立大学神木グループとの協力による)
3、 モノクロ上部にホイストクレーンの設置。
4、 Be Filter冷却用CTIのヘッドを交換。(現在10Kまで冷却可)
5、 Webカメラの増設(IP:133.53.112.155)。プリンターOfficejet7210の新設(IP:133.53.112.168)。
6、 制御用パソコン周りの環境整備(MacMiniの導入、Temcon周りの整備等。)。

上記変更点のまとめ

C1-1ビームタイム予定表

C1-1出版リスト


概要

 HERは実験利用棟C1冷中性子導管の第1ビーム孔C1-1に設置された3軸型中性子分光器で、冷中性子導管から得られる長波長ビームを用いて、非弾性散乱を高いエネルギー分解能で効率良く実施する。分光器本体は、試料・アナライザー・検出器の3テーブルに分かれ、その駆動には空気浮上方式を採用している。エネルギー分解能0.5meV−0.02meV、エネルギートランスファー0.1meV−9meVが主な性能である。装置制御は、Linux上のFILMAN-Jで行う。

仕様及び性能

モノクロ部PG002垂直集光型、120 mm(H) x 70 mm(V)
45 ° < 2 θM < 130 °
(PG: 2.2meV < Ei <12meV)
コリメ−タ 第1
第2 10',20',Open
第3 20',40',80', 3 Radial Colls for HFA
第4 20',40',80',
フィルター部CTI冷却型Beフィルター 2種のフィルターを入射エネルギーによって切り替え
回転型PG散乱フィルター
サンプル 耐加重ゴニオメーター
-30 °< 2 θS < 130 °
アナライザー部

PG002垂直集光型

PG002水平集光型
-10 °< 2 θA < 115 °
検出器

縦型3Heガス検出器(直径 2 inch、有効長100mm)

ビ−ムサイズ25mm(H)x40mm(V)
制御ソフトFILMAN-J(PC, Linux版) (FILMANからTEMCONを制御して温度制御)
telnetにて外部より制御可

C1-1分光器の実験マニュアル等は装置に備え付けのマニュアルをご覧ください

C1-1分光器マニュアル(未)

3軸分光器における冷凍機実験ガイド
大阪大学理学系研究科宇宙地球科学専攻
河原崎研究室提供


C1-1分光器のビームタイム

マシン・タイムを承認されたユーザーは希望の実験予定を早めにIRT責任者に連絡すること。

C1-1ビームタイム予定表のページへ

C1-1実験希望アンケートのページへ

実験経過報告書の提出は、こちらから


C1-1分光器でのアクセサリー使用について

実験用アクセサリーの申し込みは、こちらのページへ

実験用アクセサリーの予約状況


IRT装置責任者:

東大物性研・阿曽尚文


装置の紹介
中性子科学研究施設のホ−ムペ−ジ
物性研のホ−ムペ−ジ