東京大学高輝度光源計画(Super SOR)
加速器の概要

加速器の設計

  Super SOR Light Source は、東京大学柏キャンパスに建設される第3世代の真空紫外・軟X線光源である。オプティックスには2つのモードがあり、極低エミッタンスモード(1GeV,0.7nmrad)と低エミッタンスモード(1GeV,2.2nmrad : 1.6GeV,5.6nmrad)である。直線部分は12箇所あり、うち2本は29mであり、一方には27m長尺アンジュレーターが挿入され、もう一方はsaw-tooth(鋸の波状)となっており、4本の5m級挿入光源(ID)が同時使用可能となっている。リングの主たる特徴は、極低エミッタンスモードの実現と、27m長尺アンジュレーターの挿入である。すなわち、およそ100eV以下の光において回折限界に達しており、27mのIDからの光の輝度は1020を越えている。

パラメーター機器配置図光源の輝度

設計概念1(ラティスデザイン)
設計概念2(運動量のズレの影響)
設計概念3(誤差の影響

OPTICS、Lattice & Dynamic Aperture
   OPTICSの図
      saw-toothあり (ULEM、LEM) 
      saw-toothなし (ULEMLEM
   ダイナミックアパーチャー、OPTICSの数値
      saw-toothあり (ULEM、LEM) 
      saw-toothなし (ULEMLEM

誤差の影響と補正
   概略
   方針(分散関数、ベータ関数の補正の効果)
   方法(条件付固有値法:解説プログラム
   結果

色収差の補正 (without saw-tooth)
IBSによる emittance growth (without saw-tooth)
24回対称のRing (ULEM)

以下は内部関係者向け項目です。

Lattice Files
  saw-tooth なし
     BPM、STR なし (ULEM : v26_53、LEM : v26_54d
     BPM、STR あり (ULEM、LEM)
  saw-tooth あり
     BPM、STR なし (ULEM、LEM)
     BPM、STR あり (ULEM : v29_15、LEM : v29_16

SAD Scripts
  誤差の補正
    補正スクリプト(correct_optics
    必要なモジュール(modules3.nmoduls4.n
    条件付固有値法プログラム(emcee.f→disco_cst.exe
    誤差補正コマンド(乱数の種+fort.1818)
      (ULEM : CODCODwithCSTCOD+ETAwithCST
           CODwithCST+ETAwithCSTCODwithCST+ETA+BETA
           CODwithCST+ETA+BETAwithTUNE
      (LEM : CODCODwithCST+ETA
  その他
    display(dispbetaetagraphsTwiss of IDchrom)、
    dynamic aperture(da)


first upload on Friday,11,Dec,1998
Updated on Friday,19,Jan,2001

SOR施設加速器部門


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