
概要
~賢くて不器用なAI~
チャット相手や調べもの役として、身近になったAI。
研究者はどのように使っているのでしょうか?
当たり前にある磁石の中も、実は不思議に満ちた「量子多体系」と呼ばれる世界です。
たくさんの量子が絡み合った世界の“設計図”も、AIが描き出す時代になりました。
AIとロボットによる「実験の自動化」も世界中で進み、
物質開発のスピードを劇的に変えようとしています。
量子の不思議とAIの最前線が交わる物質科学の“今”を、一緒にのぞいてみませんか。
- 日付
- 2027年1月31日(日)
- 時間
- 14 : 30〜16 : 00(開場 14 : 00)
- 対象
- 物理や科学がお好きな高校生から一般のみなさま
- 参加費
- 無料
- 会場
- 申込時に下記のいずれかを選択ください
柏の葉キャンパス駅前サテライト 1階多目的ホール/
オンライン(zoom) - 主催
- 東京大学 物性研究所
- 後援
- 柏市
※ 障がい等のため、設備、情報保障等の配慮が必要な場合は、あらかじめご連絡ください。
※ 当日は公共交通機関でお越しください。
講演者・講演タイトル
「AIは物質を“設計”できるか?」
― 理論研究者の挑戦
三澤 貴宏
東京大学物性研究所 特任准教授
冷蔵庫に貼る磁石や、電気抵抗がゼロになる超伝導体。身近な物質や夢の物質の性質は、実は膨大な数の電子が互いに影響し合って生まれる「量子多体問題」という、物理学でも最も難しい問題に根ざしています。
私たちは理論とスーパーコンピュータを駆使することでこの問題に挑み、新しい磁石・超伝導体の候補を理論的に「設計」することを目指してきました。近年登場した生成AIは、この研究のやり方を大きく変えつつあります。計算プログラムの開発を任せる、膨大な計算データを整理する、さらには理論の導出まで一緒に考える。
本講演では、AI以前と以後で研究の現場がどう変わったかを紹介し、AIに何を任せ、研究者は何をするべきなのか、そして夢の物質の「設計図」を実現する難しさについてお話しします。
「AIは新しい物質を発見できるか?」
― AIとともに挑む材料探索
田村 亮
物質・材料研究機構(NIMS)材料データアルゴリズムグループ グループリーダー
AIは文章や画像をつくるだけでなく、科学研究の世界でも活躍し始めています。材料研究でも、シミュレーションやデータを使って物質の性質を予測するだけでなく、AIがコンピュータの中から実験室へと活躍の場を広げつつあります。
AIが「次にどの材料を作り、どんな実験をすればよいか」を提案し、研究者が実際に材料を作って測定し、その結果をAIに返す。このサイクルを繰り返すことで、AIと人が一緒に新しい材料を探索することができます。
本講演では、こうしたAIと人の協働による材料研究に加え、実験ロボットを組み合わせた自動自律実験、さらにAI自身が新しい仮説を考える「AI科学者」への発展を紹介し、AIが研究者のパートナーとなる未来の材料研究について考えます。
MC:加藤 岳生
東京大学物性研究所 准教授
アクセス
柏の葉キャンパス駅前サテライト
〒277-0871
千葉県柏市若柴178-4-4つくばエクスプレス線、柏の葉キャンパス駅西口から徒歩1分
お問合せ
東京大学 物性研究所 総務係
04-7136-3207
UTokyo-issp-lec-group<at>g.ecc.u-tokyo.ac.jp
<at>を@に変えてください。-
